
サングラス購入時に知っておきたい2つの数値
可視光線透過率を理解する
サングラスを購入するときには、確認しておきたい数値が2つあります。1つ目が可視光線透過率です。数値は0から100までの数字で表され、数字が小さくなるほど可視光線が通過しにくくなります。サングラスを利用するのが日中の太陽光線の下や海、スキーなどの雪面反射があるようなときには10%から20%程度のものを利用します。朝や夕方などの逆光をカットするために利用するのであれば40%程度のもので十分になります。気をつけておきたいのが数字が小さくなればなるほど、明暗の差が大きくなるので、日差しのあるところからトンネルに入るようなケースでは、目の前が真っ暗になることがあります。使う場所を意識して数値を確認するのが大切です。
乱反射を抑える数値「偏光度」
もう1つ理解しておきたい数値が偏光度です。水面などから発生する乱反射を防ぐことができるもので、スキーをする際やスポーツをする際にも利用します。少し変わったところでは水泳のゴーグルも水中での乱反射から目を守るために利用します。偏光度も0から100までの数値で表され、一般に販売されている偏光サングラスは60%程度から90%程度のものが多いです。90%を超えるものはサングラスとは言わず偏光レンズと呼ばれることがあります。偏光度と可視光線透過率は、相反する関係で、偏光度が上がれば上がるほど、可視光線透過率は下がるので視界が暗くなります。偏光度が低いと明るさが確保されて見やすくはなりますが、歪みが大きくなるので目に負担がかかり疲れやすくなります。
脳は目からの紫外線によりメラニンの生成を決定します。そのため、サングラスをつけると、目だけではなく肌の日焼け防止にもなります。